【概要】現生ワニの薄片試料の作製
【試料】現生ワニ類
【作製方法】前処理(樹脂置換)、湿式(オイル)
【担当者からのコメント】
現生の試料は、脂・水分を含んでおります。そのため、作製作業に入る前に、特別な前処理が必要となります。また、温度や湿度変化で試料が「動く(膨張・収縮)」ことがあるため、迅速な作業が必要不可欠となります。依頼回数を重ねるごとに、作業手法を少しづつ改善させています。というのも、現生試料の薄片作製手法は本やネットのどこにも載っていません。つまり、私達、北海道大学の薄片技術室がプロトコルを作っているという自覚を持ち、試作ソリューションで貴重な経験をさせてもらえてることに感謝し、今後も最良な試料を提供できるよう技術向上に努めていきます。